製造業の強さは、ある国の経済の健全性を測るバロメーターとして長い間用いられてきた。一般的に新規受注が伸び、設備受注が拡大する中では、一国経済の見通しは明るいとされてきた。近年経済のサービス化が一国経済における製造業の重要性を減少させているものの、景気の行方を知る上で主要な循環指標であることは間違いない。製造業とサービス業、両方のセクターの営みが景気の現状を明らかにする。米サプライ管理協会(ISM)の購買担当者指数は、特に有効なものとして使用されている。
最近のISM非製造業及びISM製造業指数はそれぞれ、6月時点で50を優に超えており、両セクターが力強く成長していることを示している。その中でも新規受注は、それぞれの指数における先行指数によく用いられる。6月には、関税問題やグローバル規模のサプライチェーンを壊しかねない様々な議論が繰り広げられたものの、新規受注はそれぞれ63強と力強さを見せた。
2015年末に50を下回って以来、両セクターとも大きく改善を遂げ、今年前半には製造業指数は2004年以来の高水準に上昇した。昨年末の税制改革を経て、企業が設備投資を強化していく中、工場受注とサービス産業は活性化している。現在の製造セクターは、あらゆる尺度から鑑みて堅調である。サービスセクターの力強い成長と合わせると、全般的に景気は極めて良好に見える。
両セクターの最近の勢いの良さは、極めて息の長い、確固たる景気拡大局面を示唆している。
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